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花粉症が増えたワケ

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花粉症 戦後に植林されたスギが大量の花粉をまき散らす!

べつに、スギが悪いというわけではありませんが…。
日本での花粉症の歴史はそう長いものではありません。実際、私が子どもの頃の昭和40年代、は花粉症という言葉はほとんど聞いた記憶がありません。
鼻水が止まらない花粉症 今では、スギ花粉症というとおり、スギ花粉によるものが多いようですが、日本で初めて発見された花粉症患者は、帰化植物であるブタクサによる花粉症でした。昭和36年のことだそうです。
スギ花粉症が発見されたのはそれより少し後の昭和38年のことでした。以後、年々患者数が増加し、今では全人口の10~20%に花粉症の症状が出ているというところまで来ているようです。
スギ花粉症が増えた原因は、やはりスギ花粉が増えたことによるのだろうと言われています。昭和50年代にはいると急激に患者数が増えたのですが、その原因として昭和20年代後半から、日本全国にスギが大量に植林されたことによると言われています。戦争によって荒廃してしまった山林の復興事業として、成長の早いスギの木が全国に植林されるようになったのです。
スギは樹齢20~25年に達すると、大量の花粉を飛ばすようになります。ですので、植林から大体20~25年たった昭和50年代に花粉の量が急増し、それに呼応するように花粉症の患者も増えていったということです。
スギの花粉は、気候によってその量は左右されますが、全体的な傾向としては、明らかに増加していっているようです。
さらに、近年では安い外国産木材に押されて、日本の林業は衰退の一途をたどっています。そのために、本来伐採されているべきスギや、枝打ちされ手入れをされていたであろうスギが放置されています。これもスギの花粉を増やす重要な原因となっています。

花粉症 都市型の生活も花粉症の誘因となる!

スギの木が生えていない都会でも、スギ花粉はたくさん飛んできます。スギ花粉は風に乗って70~80kmも飛散するからです。厚生省(現厚生労働省)の調査により、花粉症をはじめとするアレルギー症状を持つ人は、郡部よりも都市部に多いということがわかっています。都市特有の環境要因が、スギ花粉症の誘因になっているのではないかとされる所以でもあります。
では、都市環境の何が花粉症の誘因になっているのでしょう。
身近な例では大気汚染があげられます。大気汚染も現在では硫黄酸化物は排ガス規制などにより減少してきましたが、窒素酸化物ディーゼルエンジンから出る細かな粒子などは依然として解決されていません。こういった汚染された空気が、鼻の粘膜を刺激し、過敏性を高め、花粉症になりやすい状態をつくり出していると考えられます。
さらに、地表の多くがコンクリートアスファルトで覆われていると言うこともあげられるでしょう。本来は、花粉が地面に落ちると土に吸収されてしまうのですが、コンクリートやアスファルトに落ちた花粉は、風に巻き上げられていつまでも空気中をただようことになってしまいます。また、最近の気密性の高い住宅は家ダニなどが発生しやすくなっています。そのため、最近はダニアレルギーの患者さんも増えているようです。同じアレルギー疾患の花粉症が、他のアレルギー疾患によって誘発されやすくなっているとも考えられます。その他、食生活の変化による過敏症の問題など、現在の日本人の生活は、花粉症の原因をたくさんかかえているとも言えるわけです。

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